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もう一度、お風呂に入れた

皆さんこんにちは!

合同会社りひと、更新担当の中西です。

 

 

さて今回は

~もう一度、お風呂に入れた~

ということで、入居者様のうれしいご報告♪

 

昨年の10月、私たちの施設にパーキンソン病を患った一人のご利用者様が入所されました。要介護レベルで、入浴も困難、立ち上がると後方に突進する姿勢反射、そして関節の拘縮も見られ、自立した生活は難しい状況でした。

しかし、そこからの歩みは、私たち介護職員にとっても心を打つものでした。


一歩ずつ、そして一ヶ月後には「自立歩行」

リハビリスタッフと連携し、上肢・下肢の機能回復を目的としたリハビリを毎日少しずつ積み重ねていきました。最初はほんの少し足を動かすだけでも苦労されていたご利用者様が、少しずつ表情を明るくし、意欲的になっていったのです。

そして、たった1か月で、ご自身の力で歩けるようにまで回復されました。私たち職員も驚きと感動を隠せませんでした。


「お風呂に入れたのが一番うれしい」

その方が自立歩行できるようになった日、最初に希望されたのは「お風呂に入りたい」でした。

職員の介助のもと、数か月ぶりにご自身の足で湯船に入られた瞬間——ご利用者様の目に涙が浮かびました。

「こんなに気持ち良かったなんて。お風呂に入れたのが、一番うれしい」

その一言に、私たち職員も胸が熱くなりました。介護という仕事が、生活の一瞬一瞬を取り戻す手助けであり、人生の喜びを支えるものであることを、改めて実感した瞬間でした。


家族も、職員も、みんなで喜ぶ介護の力

ご家族もその変化に大変喜ばれ、わざわざ手紙で感謝の言葉をいただきました。日々の小さな進歩を見守り、支え続ける介護職の努力は決して目立つものではありません。でも、こうした「できるようになった」という瞬間に立ち会えた時、その喜びは何にも代えがたい宝物になります。

そしてそれは、私たち職員自身のモチベーションにもつながっていくのです。


介護は「人の生きる力」を引き出す仕事

介護は、単なる日常生活の手助けではありません。誰かの「もう一度〇〇したい」という願いを叶えるために、一緒に歩む力です。

そのために必要なのは、時間、技術、そして「その人を思う心」。今回の経験は、私たちに改めてその大切さを教えてくれました。

これからも、私たちは一人ひとりの「できた!」の瞬間を、共に喜び合える介護を続けていきます。


ご覧いただきありがとうございました。
心を込めた介護が、人生の質を大きく変えることがある。そんな日々の積み重ねを、これからも記録し続けていきたいと思います。

 

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